歯の治療中によく利用する仮歯や仮の詰め物が取れてしまった場合はどうすれば良いのでしょうか?時間がない場合や様々な理由で歯医者へ行けない時の対処方法・注意点などをご紹介します。
仮歯の種類

仮歯には大きく分けて2つの種類があります。
- 歯を削って全体をかぶせてある仮歯
- 歯の一部を削って詰めてある仮の詰め物
この2つはどちらも取れてしまう可能性があります。「全体的にかぶせてある仮歯」は仮づけの接着剤(セメント)を使ってつけてあります。「仮の詰め物」は仮づけの接着剤を使っている場合もありますが、ほとんどの場合は粘着力で歯に付けてあります。
上の画像はブリッジタイプの仮歯(全体的にかぶせる仮歯)です!
仮歯が取れてしまったら・・・?
仮歯が取れてしまったら・・・「歯医者へ行きましょう!」
行けるのであればまた仮歯を戻してもらうのが良いです。
しかし、様々な理由で行くことができない場合もあります。そんな時はどうすれば良いのでしょうか?
「歯ってけっこう動いちゃうことがあるんです!」これを覚えておきましょう。
仮歯が取れてしまった時の対処法
- 取れてしまった仮歯が戻せる場合は戻しておきましょう。ただし、アロンアルファなどの接着剤は絶対に使わないようにしましょう。
- 取れてしまった仮歯が戻らない場合;次の予約まで数日であればそのままにしておきましょう。ただし、痛みがあったり、しみる場合はその歯を避けるように使ってください。
- 取れてしまった仮歯が戻らない場合;次の予約まで1週間以上空いている場合はなんとか時間をつくって歯医者へ行きましょう。歯は横の歯との隙間があったり、対合の歯と混んでない場合動いてしまうことがあります。次の予約が冠や詰め物のSETの場合はまらないことがありますので。
注意点
- 仮歯を自分で戻す時決してアロンアルファなどの接着剤は使わないようにしましょう。そのまま戻すだけにしておいてください。接着剤を使うと次にSETするかぶせものなどがはまらなくなります。
- 仮の詰め物が取れたと思った時は、まずは確認してみましょう。実際には全部が取れてない場合もあります。確認できない場合は舌の感覚で大きく穴が空いているか確認してみてください。
- 現在ネットで仮歯が売っていますが、治療中はそのような仮歯を一時的に使うと実際に被せ物がはまらなかったり治療に影響することがありますので注意しましょう。
- 歯は横の歯との隙間があったり、対合の歯と混んでない場合動いてしまうことがあるということを覚えておきましょう。
まとめ
今回は仮歯が取れてしまった時の対処法や注意点についてご紹介しました。仮歯は一時的に使うものから長く使うものまであります。たかが仮歯と思うかもしれませんが最終的な歯ができるまで、あるいは噛み合わせを整えるためなど重要な役割を果たしているものなので、取れれしまった場合はそのままにせずできることをやってみてください。
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